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2008年9月11日 (木)

【ダイヤモンドザイ/8月20日(水)の取材】---ドル/円が、本格的に動き出していないのは、・・・

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2008年09月11日号
【ダイヤモンドザイ/8月20日(水)の取材】
---ドル/円が、本格的に動き出していないのは、
  米国が、事実上の「口先介入」を継続しているから---

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8月20日(水)に、

ダイヤモンドザイ
http://zai.diamond.jp/fx/

から、取材の依頼があった。

「ドル・円・ユーロの明日はどっちだ!? 」
というコーナーにて松田さんの見解をうかがいたいということだった。

以下、そのまま引用したい。
(8月20日のコメントであることをご理解の上、ご覧ください)

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2008年8月21日(木) 
【ユーロ/ドルでドル高が進んでいるが、
 松田さんの見解に変わりはないのか?(1)】
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zaifx/column/column&cate=tomo&art=36

「基本的にまったく修正はありません」

それが松田哲さんの第一声だった。

■ユーロ/ドルで急激なドル高が進行。その時、ドル/円は?

このところ、
下記のように『ザイFX!』での松田哲さんの連載「FX一刀両断」では、
ユーロ/ドルの下落が取り上げられている。
そこで松田さんは「ユーロ/ドルはさらなる下落の可能性あり!」
と警告しているのだ。

 ・ユーロ/ドル(EUR/USD)が急落。次はどう動くか?
 ・ユーロ/ドルの大きな流れは「ユーロ売りドル買い」。
  ただし、当面は1.46~1.48の「ボックス相場」

ユーロ/ドルは約1ヵ月で約10%も下落し、かなり大きな動きを見せている。
ここで、念のために確認しておくと、
ユーロ/ドルの下落とは、「ユーロ安ドル高」を意味する。 

一方、
松田さんが「ドル/円で大幅な円高ドル安が来る」とずっと唱えていることは、
当コーナーや「FX一刀両断」などをご覧いただいている方には
もうおなじみの話だろう。

しかし、ユーロ/ドルで急激にドル高が進めば、
ドル/円でもドル高が進んでしまうようなことはないのだろうか?

そして、
松田さんも円高ドル安のシナリオを修正するようなことはないのだろうか? 
このようなことを疑問に思い、今回は松田さんに取材してみたのである。

そして、聞いた結果が前期の第一声だ。基本シナリオに修正なし、
ドル/円はいずれ3月の安値95円を割ってくる…
これが現時点での松田さんの見解だった。

■「ユーロ/ドルのドル高」と「クロス円の円高」が綱引きをしている

「ユーロ/ドルは7月の1.6から1.46まで
1400ポイントも落ちました。これはかなり大きなとんでもない動きです。

また、ドルとその他の通貨の取引を見ると、全般的にドル高となっています。
その中でドル/円だけはあまり動いていません」 

「ただ、その一方で、ユーロ/円も170円弱から160円まで落ちています。

ユーロ/円だけではありません。
ポンド/円、豪ドル/円、こういったクロス円が
軒並み大きく下げているんです。
つまり、対円の取引を見ると、全般的に円高の傾向が見られるわけですが、
その中でドル/円だけはあまり動いていないんです」

直近の動きをまとめよう。
ユーロ/ドルをはじめとした対ドルの通貨ペアではドル高となっている。
ユーロ/円をはじめとした
クロス円(「ドル以外の通貨」と「円」の通貨ペア)では円高となっている。
両者の綱引きとなるドル/円は結局、あまり動いていないということだ。

(「ユーロ/ドルでドル高が進んでいるが、
  松田さんの見解に変わりはないのか?(2)」へつづく) 

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2008年8月22日(金) 
【ユーロ/ドルでドル高が進んでいるが、
 松田さんの見解に変わりはないのか?(2)】
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zaifx/column/column&cate=tomo&art=37

(「ユーロ/ドルでドル高が進んでいるが、
  松田さんの見解に変わりはないのか?(1)」からつづく)

「ユーロ/ドルは1.6という歴史的な高値をつけましたよね。
仮にすべてのマーケットがドル中心で動いているのなら、
ユーロ/ドルが1.6になった時、
ドル/円は歴史的な最安値である80円をつけていておかしくない。

けれど、そうなっていないのは
円キャリートレードに原因があったと考えています」 

■原油価格の下落をキッカケとした円キャリートレードの巻き戻し

超低金利の円を売って、相対的に高金利な通貨を買う円キャリートレード。
ドルの政策金利が5.25%から2%まで下がってしまった結果、
ドル/円ではこうしたトレードが行われなくなったと松田さんは言う。

けれど、相対的に高金利のユーロ/円、豪ドル/円などで
円キャリートレードは行われていた。
そして、ドル/円で行われていた円キャリートレードの分も
そちらにシフトしていたと松田さんは話す。
だから、ユーロ/円は170円近くまで上がっていたのだ。

そして、ユーロ/円や豪ドル/円が上がり、円安が進んでいた分、
ドル/円は円高が極端なことにならず、
史上最安値の80円になるようなことはなかったということである。

ところが、ユーロ/円、豪ドル/円などがここに来て大きく下げ始め、
今はそういった円キャリートレードの巻き戻しが起きているという。 

その理由は何なのか?

「一番大きいのは原油価格の下落でしょう。
原油価格はこれからさらに下げが来ると思いますよ。
瞬間100ドル割れ、90~95ドルぐらいまでは下がるんじゃないかな。

価格のことはともかく、原油価格が下落すると、
円キャリートレードの巻き戻しが起こるというのは
たとえば、こういうことです。

ヘッジファンドなどが、原油に資金を投じる際、
今までは買いで動いていたはずですよね。
それが上昇している時はいいけれど、下がってくると、
レバレッジをかけてやっていますから、
追証(追加証拠金)を入れないといけない。

そこで、利益の出ている円キャリートレードのポジションを解消し、
それを原油の追証にあてるといったことが起こります。

こういったことが連鎖的に起きてくるわけです。
それがこれからもっと本格化すると思います」

本格化…というのはいつ頃、来るのだろうか? 

「秋ぐらいでしょう。今週はまだマーケットが夏休み。
来週あたりから市場参加者が徐々に戻ってきて、
9月ぐらいからさらに一段と増えますからね。

ただ、可能性としては、
来週あたりに何か突飛な動きが起きたっておかしくないと思っています」

■ユーロ/ドルは1.37~1.39まで下落の可能性も!

「たとえば、
ユーロ/ドルが1.4を割れて1.37~1.39ぐらいになるとか…。

ユーロ/ドルは1ヵ月で1400ポイント落ちたんだから、
今月残り2週間であと1000ポイント落ちてもおかしくない。

もし、そうなった時は原油価格は100ドルを割れてるでしょうし、
今、160円ぐらいにあるユーロ/円は
150円台前半ぐらいまで落ちるでしょう」

あくまで「一つの可能性として」ということではあるが、
かなり強烈な松田さんの予想である。

ここで話をドル/円に戻そう。

■ユーロ/ドルでのドル高よりも、クロス円での円高の影響が強くなる

ユーロ/ドルではドル高、クロス円では円高が進み、
両者の綱引きとなるドル/円は
結局あまり動いていないという松田さんの話だったが、
これが今後はどうなるとみているのだろうか?

「ユーロ/ドルでのドル高の影響よりも、
クロス円での円高の影響がいずれ強くなってきて、
その結果、ドル/円は下がっていくと考えています。

そもそもここに来て、ドルが強くなっているように見えますが、
米国株式市場の動き、米国の事実上のリセッション、
米国のスタグフレーション状態など、
米国のファンダメンタルズを考えていった時に、
ドルを買っていく理由がないんです。

ただ、ドル/円がここからストレートにすぐ下がっていくのか、
それとももうしばらく保ち合いが続いたあとに下がるのか、
場合によってはこれから112円程度まで少し上昇した後に下がるのか、
そこはわかりませんが…」

松田さんの話をドル・円・ユーロの通貨ペアでまとめてみよう。

ユーロ/ドル → 下がる(ドル高)
ユーロ/円  → 下がる(円高)
ドル/円   → 下がる(円高)

ということになる。
とにかく、なんでもかんでも下がりそう(?)という話なのだ。 

そして、ドル/円はいずれ3月の安値95円を割れ、
大幅な円高ドル安になっていくという松田さんの基本的な見解に
変化はないのだった。 

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●以上、8月20日(水)のコメントであることをご理解の上、お読みください。

●8月20日の時点で、考えていたことが、ほぼ正しかったと検証されます。

●細部では、まだ、ドル/円の値動きが鈍く、思ったほどではない、
と感じています。

●別な言い方をすると、
最終的には、ドル・ストレートの影響よりも、
クロス円の影響の方が、大きくなる、と考えていますが、
まだ、綱引き状態が継続している印象です。
(現状は、まだ、明白に、クロス円の影響が強い、とは言い難い状況です)

●現時点では、まだ、ドル/円が、本格的に動き出していない状態だから、
と考えています。

●ドル/円が、本格的に動き出していないのは、
米国が、事実上の「口先介入」を継続しているからです。

●ポールソン氏、バーナンキ氏のコメントを読めば、
こういったこと(彼らの言動)は、事実上の「口先介入」です。

●「口先介入」に関しては、以下をご覧ください。

【口先介入】
http://smatt.hp.infoseek.co.jp/sub008ku.htm#kuchisaki_kainyuu

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