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2008年4月17日 (木)

【金融システム(資金の流動性)の確保】---2月の『東京G7』との比較---

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2008年04月17日号
【金融システム(資金の流動性)の確保】
---2月の『東京G7』との比較---

■まず、今年の2月の【東京G7】のコメントを再送。

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以下は、今年の2月に書いたコメント

2008年02月12日(火)
【東京で開催されたG7】

東京で開催されるG7(Group of Seven:
Conference of Ministers and Governors of the Group of Seven)の直前、
2月8日の金曜日。

この時点で、週末に開催されるG7では、
「サブプライム・ローン問題」に対応する具体的政策は、
発表されないだろう、と推量している。
(誰でも、そのように考えていたのではないでしょうか?)。

誰しもが、考え付くような、当たり前の「お題目」しか発表されないだろう、
と、予想している訳だ。

事前に予想できる「お題目」は、例えば、
「G7諸国は、現在の(サブプライム・ローン問題に伴う)、
金融市場の不透明感に協調して対応する」
とか、
「G7諸国は、世界経済が、急激なリセッションに陥らないように、
緊密に、互いに、協力する」
といった程度の、G7声明は発表されるだろう、と、思い付く。

しかし、「絵に描いた餅」は、食べることが出来ない。

その程度の声明を発表するためだけに、
各国の財務省高官、中央銀行高官が集まるのでは、
正直なところ意義を見出せない。

せっかく、世界の各国から、巨額の税金を負担して、集合するのだから、
また、日本は、警備に税金を使うのだから、
せめて、それに見合うだけの効果・価値のあるG7にして欲しい、
と切に望みます。

先週末の金曜日、2月8日のマーケット(外国為替市場)は、
週末のG7を控えて、市場参加者は、様子見の状態。
いつものG7直前の状況と言って良いでしょう。

このところのG7は、形骸化が進み、「政治ショー」の感が否めない。
『だから、今回もたいした内容が出ないのだろう・・・』
と、また、いつものように、思っていました。

しかし、みんなが(多くの市場参加者が)そう思って、油断していると、
とんでもないことが起こったりするものです。
だから、謙虚に、見守ろう、と思ってもいました。

しかし、結果としては、今回もたいした内容が出なかった・・・。
大方の予想通り、と言ってよい、と考えます。

今回の東京で開催されたG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)では、
何ら、目新しいことは無く、具体策も無かったことから、
基本的には、「ドル売り材料」ととらえています。

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■以下は、【今回のG7】に対するコメント。
上記と、比較して欲しい。

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●今回のG7は、
金融システム(資金の流動性)を確保することに主眼点があった

●G7が終了し、「ドル安円高」の流れは、変わらないことが確認できた。

●今回のG7では、
金融システム(資金の流動性)を確保することに主眼点があった。
つまり、『信用収縮が原因で、資金を借りることが出来ずに、
倒産に追い込まれる金融機関が出ないようにすること』がテーマだった。

●そのために『信用収縮が起こらないようにするには、どうすれば良いのか』
を話し合った。

その意味で、(それを大前提として、)過度に為替変動が起こると、
「金融システム(資金の流動性)」に悪い影響があるかも知れないので、
『前回の会合以降、主要通貨において時として急激な変動があり、
われわれはこれらが経済および金融の安定へ与え得る影響について
懸念している。』
と声明文で述べている。

●つまり、G7声明では、為替レートの絶対値に関しては、言及していない。

【G7声明より、抜粋引用】
世界経済は、引き続き困難な時期に直面している。
われわれの経済が長期的に回復力を有していることを確信しているが、
短期的な世界経済見通しは悪化した。
われわれの経済の状況は各々異なるが、現下の米国住宅市場の低迷、
国際金融市場の緊張状態、原油および一次産品価格高騰の国際的影響、
そしてその結果としてのインフレ圧力によって、
景気見通しに対する下方リスクが残存している。

われわれは、強固かつ安定した国際金融システムが
われわれの共通の利益であることを再確認する。
前回の会合以降、主要通貨において時として急激な変動があり、
われわれはこれらが経済および金融の安定へ与え得る影響について
懸念している。
われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。
われわれは、人民元の柔軟性を向上させるとの中国の方針を歓迎しているが、
経常収支黒字が増加し、国内インフレが上昇していることに鑑み、
人民元の実効為替レートのより速いペースでの増価を促す。

●共同声明の為替に関する部分は、前回2月の東京G7まで、
「為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方を再確認」
「為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、
経済成長にとって望ましくない」
「われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する」
という文言が常に盛り込まれていた。

●今回は
『前回の会合以降、主要通貨において時として急激な変動があり、
われわれはこれらが経済および金融の安定へ与え得る影響について
懸念している』
という文言が盛り込まれた。

●しかし、
「為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方」
「われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する」
ということは、声明文の文言に無くとも、当然のことで、大前提に変わりない。

●また、声明文にあるように、
『世界経済は、引き続き困難な時期に直面している。』
『短期的な世界経済見通しは悪化した。』
つまり、現在の世界経済は危機にあると直視している。

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