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2007年10月 1日 (月)

ひとりごと---外為用語の基礎知識---

【円キャリー・トレード】(Yen Carry Trade)
http://smatt.hp.infoseek.co.jp/sub004e.htm#Yen_Carry_Trade

 『円資金を低金利で借り入れて、ドル資産に運用する』といった投資手法。
 1990年代後半に、大手機関投資家や、当時、一世を風靡した大手の米系ヘッジ・ファンドによって行われた。

 もっと具体的に表現するのならば、『円ローンを組んで、巨額の円資金を借り入れる。そして、その円資金で巨額のドルを買う。そのドル転した資金で、T-Bond(米国国債)を購入する。』といった手法。

 当時も円金利はドル金利に比べて安いので、T-Bond(米国国債)の金利が高い分だけ、金利差を享受できる。

---(以下、2007年4月10日加筆)---

【円キャリートレード】

 「円キャリートレード」とは、低金利の円資金を借り入れて、高金利の通貨を買い、金利差を教授するトレード・テクニック(売買手法)のことです。

 ドル/円が急落した際に、「円キャリートレードのアンワイド(解消)」が原因と言われることがありますが、そういった場合でも、ユーロ/円やポンド/円などの値動きを、よく見る必要があります。

 対ドルでだけ「円キャリートレードのアンワイド(解消)」が行われて、対ユーロや、対ポンド、対AUD、対NZD、その他の通貨では、「円キャリートレードのアンワイド(解消)」が起こらない、というのは、理屈に合いません。

 対ユーロの値動き、すなわち、ユーロ円の値動きを見れば、ドル円の下落の要因が、「円キャリートレードのアンワイド(解消)」であるのか、そうではないのか、だいたいわかります。

 いわゆる新興国、例えば「インドルピー」や「ブラジルレアル」のようなエマージング国の高金利通貨は金利が高いのにキャリートレードの対象にはならないのは、カントリー・リスクが高いせいです。

 ポートフォリオのごく一部を、つまり、その元本を失っても構わないほどの資金を、ハイリスク&ハイリターンを狙って、カントリーリスクの高い国に投資をすることは投資戦略としてありえますが、巨額の投資を、カントリーリスクの高い国に投資をすることは、自殺行為です。

 だから、機関投資家は、小額のみの投資を行います。
 機関投資家が、巨額の投資を、アジアのエマージング国に投資を行ったので、過去に「アジア通貨危機」が起こりました。
 しかし、『過去の「アジア通貨危機」は、起こるべくして起きた』と、私は考えている次第です。

 私は、外国為替取引は、インカム・ゲイン(金利差)を狙うのではなく、キャピタル・ゲイン(為替差益)を狙うべきだと考えているので、エマージング国投資には賛成できません。

 だから、正直なところ、NZD投資も、反対です。
(ニュージーランドは、人口も400万人程度しかいません。
 牛や羊の数の方が多いくらいの小国です。
 そんな国に投資をするべきではない、と考えます。)

 しかしながら、現状(2007年前半の時点)のマーケット(外国為替市場)のトレンドを考えると、NZD/JPYを買えば、勝つ可能性が高い状況です。

 それは、「円キャリートレードのアンワイド(解消)」の『本格的なもの』は、まだ、起こっておらず、クロス円は、まだ上昇トレンドにあるからです。

 ただし、あくまでも、金利差を狙ってではなく、トレンドを狙って、キャピタル・ゲインが狙える状況だから、です。

 『本格的なアンワイド(解消)』が起こると、マーケットはクラッシュします。そのときは、要注意です。

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