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2007年3月 4日 (日)

---相場で勝てる人、負ける人(212ページより引用)---【FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?】

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2007年03月04日Part2
【FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?】
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---相場で勝てる人、負ける人(212ページより引用)---

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2007年03月04日
【実際のマーケットは、もっと速く、待ってくれないものだ】
---新刊本【1勝9敗でも勝つ】---

http://forexdealer.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_be0f.html

の、『続き』です。

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(212ページより引用)

3 相場で勝てる人、負ける人

●●マーケットで起こっていること

 道を歩いていると、道端に人が倒れています。
 「大変だ!」
 と思って近寄ってみると、瀕死の重傷。
 もう、助かる見込みがない状態です。
 今から救急車を呼んでも、間に合わないことは明白。
 その人は、苦痛にもだえています。
 正直に、「もう助からないという事実」を伝えてから、その人に尋ねます。
 「ひと思いに、楽にして欲しいか?」
 それとも、
 「苦しいかもしれないが、そのまま、放っておいて欲しいか?」
 その人が答えた通りにしてあげます。
 それから、その人に、1つお願いをします。
 その人には、もう無用になってしまうのですから、
 「所持金を、全部いただきます」
 と――。

 もちろん、これはブラック・ジョークです。
 ただ、こういった状況は、マーケットでは日常的に起きていることなのです。
 そのことを、比喩的に表現しているのです。

●●相場の冷たい現実

 たとえば、ドル/円の取引で、ドルが高値で持ち合いを続けた後で、
 下落を始めたとしましょう。

 もっと具体的に、
 [1ドル=120円~125円]の「ボックス相場」を数カ月続けた後で、
 チャート・ポイントであった[120・00]を割り込み、
 次のチャート・ポイントである[119・50]を目前にした、
 [119・55☆―65]レベルに、相場があるとしましょう。

 [120円~125円]の滞空時間が長かったのですから、
 そのゾーンでドルを買った人たちは、たくさんいるはずです。
 そういったドル・ロング(ドル買い持ち)の人たちにとっては、これ以上、
 ドルが下落してしまうと、ますます損が膨らんでしまいます。

 ですから、
 「[119・50]のチャート・ポイントを割り込まないで」
 と祈るようにしている人たちが、まだ、たくさんいる状態です。
 しかし、こういったときは、誰よりも先に[119・50]を売って、
 ドルをたたき落とすことが、相場に勝つ秘訣なのです。

 こう言うと、ためらい、躊躇する方もいると思います。

 [119・50]をたたき売ることによって、
 [120円~125円]でドルを買い、まだ、それを保有している人たちの
 悲鳴が聞こえてくるようで忍びない、と感じる方もいるでしょう。
 しかし、あなたが売らなくとも、
 マーケットには、無尽蔵の市場参加者がいるのです。
 その誰かが、必ず、[119・50]をたたき落とします。

 場合によっては、あなたは[120円~125円]で、
 ドルを保有している側にいるかもしれません。
 そうであれば、たたき落とされる側にいるのは、あなたなのです。

●●あなたが相場で取る行動はどれか?

 あなたが、高値でドルを保有していない場合に、取るべき行動は、
 次のどれでしょうか?

【1】[119・50]を売ってドルが下落したら、
 [120円~125円]のゾーンでドルを保有している人たちがかわいそう。
 だから、何もしないで見送る。

【2】[120円~125円]のドルを保有している人たちを
 サポート・応援するために、[119・50]がつかないように、
 一緒にドルを買う。

【3】[120円~125円]のドルを保有している人たちの
 気持ちを考えると、かわいそうで忍びない。
 けれども、次のチャート・ポイントである[119・50]を割り込むと、
 上でドルを買った人たちの損切りを巻き込んで、もう一段、
 ドルが急落する可能性が高い。
 自分が生き残るために、勇気を振り絞って、[119・50]を売る。

【4】[120円~125円]でドルを買った人たちは、
 自分の都合、責任でそうしたのだから、「馬鹿だなぁ」と思うだけ。
 [119・50]を売れば勝つ可能性が高いとストレートに考えて、
 [119・50]を売る。

(1)または(2)と考える人は、相場に向いていません。

(3)か(4)と答える人が、相場に向いている、と言えるでしょう。

(3)と答えた人は、道端に倒れている人に対して、
 「ひと思いに、楽にして欲しいか?」
 「それとも、放っておいて欲しいか?」
 と尋ねるタイプです。
 このタイプは、一般に、経済的に恵まれていなかったり、
 何かしらの苦労をしてきた人です。
 そういう人は、他者の苦しさを想像できる人ですから、
 マーケットの水面下で起きていることにも、想像力を働かせます。

(4)と答えた人は、育ちがよく、何の苦労もせずに、
 すくすくと育ったタイプでしょう。
 幼少のころは、乳母日傘(おんばひがさ)の、
 お金持ちの「お坊ちゃま」「お嬢ちゃま」だったのではないでしょうか?

●●誰もが、たたかれる側に転落する可能性がある

 お金持ちのお坊ちゃまが、爺やと道を歩いていると、
 道端に人が倒れています。
 それを発見したお坊ちゃまは、爺やに命令します。

 「爺や、あそこに人が倒れている。
  もう死にそうだから、あの人のフトコロからお金を持ってきなさい」
 爺やはうなずいて、倒れている人から財布を抜き取り、持ってきます。
 「爺や、ご苦労!」
 そう言って、お坊ちゃまは爺やと、その場を後にする。

 ブラック・ジョークに仕立てるならば、こういったところでしょう。

 相場の向き不向きで言うならば、不向きな人は、
 道端に人が倒れている場合に、
 「大変だ! でも、面倒だから、かかわり合いにならないようにしよう」
 と考えるタイプかもしれません。
 ――ただし、それが、一番普通なのかもしれませんが……。――

 相場に勝つということは、誰かが負けている、ということです。
 強い者と戦うよりも、弱い者と戦った方が、勝つ確率は高くなります。
 ですから、相場は、
 「弱いヤツから巻き上げる」
 「弱いヤツをたたく」
 といった傾向があります。
 しかし、自分が弱くなれば、すぐに、たたかれる側に回ることになる
 ――そのことを忘れてはいけません。――

●●勝っているときに、その裏側を想像できるか?

 外国為替市場に集まってくる人たちは、
 みな、自分が勝つことを目的としている、ということも忘れてはいけません。
 安っぽい同情や情けは通用しない「弱肉強食」の世界です。

 かといって、水面下での苦しみを想像できない人は、
 「いずれ、淘汰されるのではないか?」
 とも考えています。

 相場は、多くの人たちが望まない方向に動くものです。
 多くの人たちが損をする方向に相場が動き出すと、値動きは加速します。
 我も我も、と損切りが湧き出てくるからです。

 外国為替相場は、先に述べた「ゼロ=サム」ですから、
 自分が勝っているということは、必ず誰かが負けています。
 つまり、勝つためには、自分が勝っているときでも、
 負けている人の気持ちがわからないといけない。
 そうでないと、相場の方向性が読めない、
 といったパラドックスに突き当たります。
 外国為替市場は、弱肉強食の世界ですが、
 他者に対する優しさや思いやりがないと、生き残れない世界でもあるのです。

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