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2006年12月 8日 (金)

「毎年起こること」には変化が無い---【やっぱり「クリスマス・シーズン」】2006年12月08日Part3

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2006年12月08日Part3
【やっぱり「クリスマス・シーズン」】
---「毎年起こること」には変化が無い---

先ほどのメールマガジンで、次のように述べた。

> マーケット(外国為替市場)は、すでに「クリスマス相場」になっている。
>
> 市場全体を見渡せば、本日(12月8日)のNY市場で、
> これから発表される米国失業率(雇用統計)を以って、
> 『年内の取引を終了しよう』
> と、考えている市場参加者も多いだろう。
>

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昨日、ちょっと頼みごとがあって、
久しぶりに、昔のディーラー仲間に電話をした。

外国為替のデータで、知りたいことがあったのだが、
「急ぎではないから」
と頼んでおいた。

早々に、調べてくれて、返事が来た!
感謝感謝!

そこに簡単なメッセージが付記されていた。

『松田さん、
 来週から2週間、休暇なので会社にいません。
 日本にはいるので、携帯では連絡つくけど、
 マーケットにはアクセスありません。

 よろしくおねがいします。
 ***           』

『例年のクリスマス・シーズンだなぁ・・・』
と思うことしきりです。

『今年も、無事に終わったんだな。ヨカッタ、ヨカッタ。』
といったところ。

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以下は、2004年の12月に配信したコメント。
細かい相場の動きは別にして、「毎年起こること」には変化が無い。

再配信します。

2004年の記述であることを斟酌の上、お読みください。

■ 【12月はクリスマス・シーズン】 2004/12/10(金)

今年のマーケット(外為市場)は、9月、10月に
ほとんど動きらしい動きが無かった。

夏場から秋口にかけて、外為市場が静かで、原油市場が活況だったために、
本来は、外国為替市場の参加者たちも原油市場に出稼ぎに行っていたようだ。

10月の下旬あたりから、外為市場が動き出した。
それで、原油市場に出稼ぎに行っていた本来の参加者たちも戻ってきている。

外為市場は、例年ならば、9月から11月が活況で、
12月はクリスマス・シーズンで市場参加者が薄くなるのだが、
今年は秋口のスタートが遅かったので12月にずれ込んでいる、
といった雰囲気だ。
今年は、クリスマス・シーズンの到来が遅いのだなぁ・・・・、と思っている。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

11月下旬になると、
サンクス・ギビング・デイ(Thanks Giving Day、感謝祭)で、
ニューヨークの外国為替市場のお休みがあります。

ニューヨーク市場では、いつもなら、
このサンクス・ギビング・デイ(Thanks Giving Day、感謝祭)が、
クリスマス・シーズンの始まりです。

ニューヨークの外国為替ディーラーたちは、いっせいに休暇を取ります。
12月はイヤー・エンドですから、1月から11月までの11ヶ月間で、
バジェット(収益目標)を達成しているディーラーは、
まるまる一ヶ月休暇を取ります。
せっかくバジェット(収益目標)を達成しているのに、わざわざ会社に来て、
相場の動きに巻き込まれるリスクを取るのは馬鹿げているからです。

バジェット(収益目標)を達成しているのならば、
少しくらいバジェット(収益目標)を超えて、利益を出したところで、
その評価は変わりません。
損をして、達成しているバジェット(収益目標)を減らしてしまい、
未達になるのはもっと馬鹿馬鹿しいことです。

バジェット(収益目標)を達成していなくとも、
8割程度達成しているのならば、同じように、休暇を取ってしまいます。

「残り一ヶ月で、もう少しで、達成できるじゃないか?」
と思う方も多いのでしょうが、相場は必ず勝てるとは限りません。
特に、余裕がないときは『欲』がでますから失敗する可能性が高くなります。

『あと少し・・・・』
『ここまで来たら・・・・』
『為替レートが、○○○円になったら・・・・』

そう思ったときに、届かずに大失敗した経験は、
誰にでもあるのではないでしょうか?

『欲』は、こうあってほしいという『願望』であり、『思惑』に過ぎません。
そういった気持ちが強い時は、冷静な判断ができずに、
アゲインストのポジションを持たされたまま、
相場に持っていかれることが多いのです。

『失敗したくない』『負けたくない』といった気持ちが強い時は、
『損切り(ロス・カット)』が遅れがちになります。
無理をすると、余計な負担が増えるだけです。
だから、バジェット(収益目標)を達成していなくとも、
8割程度達成しているのならば、同じように、休暇を取ってしまうのです。

「休まなくたって、ポジションを取らないで、
会社に来ていればいいじゃないか?」
と思う方もいることでしょう。

しかし、ディーラーにとっては、ちゃんと休暇を取って、
会社に来ないことが大事なのです。
ディーラー気質は、目の前で、マーケットが動けば、何かしたくなります。
基本的に、ディーラーはリスク・ラバー(リスクを好む性格)が多いですから、
手を出したくなり、結局、
『少しくらいなら・・・・』
と、ポジションを取ってしまうのです。

また、ディーリング・ルームにいると、顧客からの電話や、
取引は必ずありますから、しかたなく、
取りたくもないポジションを持たされることもあります。

多くのディーラー達が、イヤー・エンド休暇を取っているのですから、
ニューヨークの外国為替市場は参加者が少なくなります。
すると、取引量も少なくなりますから、マーケットは薄くなって、
値が飛びやすくなります。

『リクイディティ』が少なくなっているマーケットは、
不測の動きになることもしばしばです。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

もちろん、全員がいなくなっては業務ができなくなりますから、
若手や最小限の『お当番』が留守番をしているのですが、
上述のように、今年の成績がある程度満足できる状態のディーラーは
いなくなりますから、12月のマーケットに残っているディーラーは、
はっきり言えば、負けたディーラーだけになります。

しかし、それも場合によっては、負けたディーラーにとってチャンスなのです。
参加者が少なくなって、薄くなったマーケットは、
いつもより少ない『アマウント』で、相場を動かすことができますから、
仕掛けやすいのです。

負けてクビになりそうなディーラーは、勝負に出てきます。
だから、12月のマーケットは、
理由なく突如としてレートが飛ぶようなことが起こります。

為替レートが動く理由がなくとも、
「大量のドル売り」や「大量のドル買い」を仕掛ければ、
マーケットは動くからです。
クリスマス・シーズンの、薄いマーケットで、売買も少ない場合は、
センチメント(雰囲気)には緊張感も無く、レートも動いていません。
そういった状況の時に、
突如として、「大量のドル売り」や「大量のドル買い」を仕掛けるのです。

通常のマーケットを考えると、為替レートが動く理由・原因があっても、
売り手と買い手がぶつかり合って、売買が均衡している場合は、
緊張感を持ちながらも、レートは動きません。
しかし、売買が積み上がって、均衡が崩れた途端にレートが走り出すのです。
レートが大きく動く時は、水面下で必ず大量の売買が行われています。

いずれの場合も、為替レートが大きく動く場合は、大量の売買を伴っています。
『プライス』だけを見ると、出会いも無くレートが飛んでいるように
見えますが、水面下で、必ず大量の取引が行われています。

取引を伴わずにレートだけが動く、といったことはありません。
12月に、理由なく突如としてレートが飛ぶような場合は、
そういったことが起こっているのです。

マスコミや情報配信会社は、そういったときにも、
無理やり何かしらの理由を付けたがりますが、
本当は、理由などなく、誰かが、仕掛けているだけ、
といったことが多いのです。
それでも、何かしらの理由を付けたがりますが、
動いてしまえば、『それがマーケット』です。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

個人的には、
『12月は、できればマーケットに参加しないようにしたいもの』
と常々思っています。

もちろん、この相場は「売り」だ、とか「買い」だ、
といったしっかりとした思惑がある方々の売買を妨げるつもりは
全くありません。
ただ、市場参加者の少ないときは、不測の事態が起こった場合に、
展開が読みきれないものです。

市場参加者が多いときは、それなりに過去の経験則やら、
データが通用するのですが、
市場参加者の少ない場合は当てはまらなくなります。

それを理解したうえで参加するべき、と言いたいのです。

余裕のある人は、「12月にやってるヤツは、負けたヤツ」と思って、
のんびりしましょう。
来年もマーケットはあります。
個人的には、「12月にポジションを取る必要なし、休むがベスト」
と考えています。

日本では、12月は、師走であわただしい季節なのですが、
海外市場はクリスマス・シーズンです。

外国為替市場は、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場が
三大市場ですが、日本の慣行をロンドン市場やニューヨーク市場に
押し付けるのは間違いです。
むしろ、外国為替取引をするのならば、
世界の市場慣行に合わせるのが当然です。

【アゲインスト】(Against) 【フェイバー】(Favor)
http://smatt.hp.infoseek.co.jp/sub001a.htm#againstfavor

 持っているポジションを、市場レート(マーケット・レート Market Rate)
 で評価した際に、利益になる状態をフェイバー (Favor)、
 損失になる状態をアゲインスト(Against)という。

 つまり、持っているポジションが、
 「含み損」になっている場合をアゲインスト(Against)、
 「含み益」になっている場合をフェイバー (Favor)と呼ぶ。

【リクイディティ】(Liquidity)
http://smatt.hp.infoseek.co.jp/sub042ri.htm#liquidity

 「豊富に取引されていて、世界中に多くの市場参加者が存在しており、
 いつでも売買したい時に、世界中のマーケットで、
 すぐにその時の気配値で取引が可能なこと」を
 リクイディティ(Liquidity)があるという。

 「取引参加者が少なくて、自由に売買ができない」、「取引に制限がある」、
 「通貨供給量が少ない」、「充分な売買環境が整っていない」、
 「その通貨を発行している国家(国々)が、何らかの規制をしている」。
 上記のような通貨が「リクイディティ(Liquidity)の無い通貨」。

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