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2006年11月22日 (水)

【充分な定義・概念を知らずに、適当に使うと】2006年11月22日Part3

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2006年11月22日Part3
【充分な定義・概念を知らずに、適当に使うと】
---言葉が、いつの間にか、一人歩きしてしまうことがあります---

読者の方からメールをいただきました。

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日付: Tue, 21 Nov 2006
差出人: "******"
件名: 質問ですが
宛先: "物語" <forexdealer@infoseek.jp>

先日は、ユーロ/ドル 表記の件
早速の対応
 (何と書けばいいのだろう「さすがぁ~率直」という感覚なんですが)
適切な表現できませんが、痛み入ります。

さて、某為替取り扱い会社のホームページで、以下を見ました。
http://www.fxonline.co.jp/market/swap.html

一般のスプレッドより、安い と、勘違いして質問したところ

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

スプレッドについては以下「取り扱い通貨ペア」の方をご参照ください。
http://www.fxonline.co.jp/service/merit/pair.html

(私が見た表は)
「スワップスプレッド」、
すなわち売りスワップと買いスワップの差を表しています。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

との回答をいただきました。
(始めて見る言葉)「スワップスプレッド」とは、何に使うのでしょうか?
私には、両建てしたときの、スワップの差 としか、思いつきませんが。

単純に spreadの「差」という意味で、使っているのか。
だとしたら、紛らわしいです。

為替用語として特別の意味があるのか、ご教授願いたくメールいたしました。

****** 拝

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日付: Wed, 22 Nov 2006
差出人: "松田 哲" <forexdealer@infoseek.jp>
件名: Re: 質問ですが
宛先: "******"

******さま

金融取引に関しては、専門性が高く、
わかり難いこと、おびただしいと、私も、感じています・・・。

しかし、この場合、広く金融取引に関しての知識がないと、
説明すらも、非常にわかり難いものになってしまいます。

前置きは、さておき、
「スワップスプレッド」という言葉は、
外国為替取引の言葉ではないのです。

そもそも論になりますが、
「スワップ」という言葉は、
日本語では、「先物為替」という意味で生まれました。

直物為替を「買う」ならば、先(時間的に先)で「売り戻す」、
直物為替を「売る」ならば、先(時間的に先)で「買い戻す」、
つまり、直物為替と先物為替で、反対売買をするわけです。

ここから、「売り」と「買い」を『交換する=スワップ』ので、
先物為替取引と言わずに、
「スワップ取引(為替スワップ取引)」と呼ぶようになったのです。

ここでも、紛らわしいのですが、先物為替取引と言うと、
シカゴなどで取引されるフューチャー(Future)取引を指すのか、
「為替スワップ取引」を指すのか、日本語では、判断がつきません。

そこで、「為替スワップ取引」を「フォワード取引」
と呼ぶこともあります。

その後、金融マーケットには、さまざまな手法(テクニック)、
アイデア(概念)が、自然発生的に編み出されていきます。

元本の移動を伴わずに(元本の貸し借りを行わずに)、
金利だけを交換する手法(テクニック)、アイデア(概念)
が生まれました。
「金利スワップ」です。

現在では、『交換する=スワップ』の意味で、
「スワップ」という言葉が、さまざまなところで使われています。

「スワップスプレッド」という場合は、
何かしらの比較したい金利商品と、
実際のマーケットにある「金利スワップ」レートの「差(スプレッド)」
のことを指します。

わかりにくいのですが、外国為替取引では、
「スワップスプレッド」という言葉は使わない。

「スワップスプレッド」という言葉は、金利の言葉である、
と理解しておけば良いかと思います。

上述のみでは、
私自身も、わかり難い説明だ、と、思います。

しかし、こういったことを、充分に解説するには、
1冊の本が書けてしまう程の内容・量なのです。

充分に解説するには、上述の金融市場の歴史や、
それぞれの金融商品の生い立ち、
具体的に、それらの金融商品が、どのように呼称されていたのか?
具体的に、どういった取引なのか?
を個別に説明をしないと、充分には伝え切れません。

個人向けの為替取引会社で、
「スワップスプレッド」という言葉は使わないでしょうし、
「スワップスプレッド」知識も(使わないのだから)
持っていないだろう、と推測します。
何かしらの勘違い・思い違い、があったのではないか?
と感じます。

充分な定義・概念を知らずに、適当に使うと、
言葉が、いつの間にか、一人歩きしてしまうことがあります。

例えば、
いわゆる「スワップ金利」という言葉は、
かなり市民権を得てきたのかな?
と、思います。

「スワップ金利」という言葉は、
「高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売る」ことで、
「金利差を享受すること」「その享受する金利のこと」
といった意味合い、といって良いでしょう。

しかし、もともとは、「金利スワップ」という言葉はあったのですが、
「スワップ金利」という言葉は、存在しなかったのです。

とりあえず、
こんなところでしょうか・・・・。

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 松田 哲
 【フォレックス・ディーラー物語】
 http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/
 メール: forexdealer@infoseek.jp
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